2022年3月にタイガーとティファールから最新電気ケトルが発売されました。
どちらも電気ケトルの上位モデルです。
- タイガー蒸気レス電気ケトル<7SAFE+> PTQ-A100
- ティファール T-fal ディスプレイ コントロール KO8548JP
発売されたばかりですが、メーカーいちおしのハイエンドモデルとあって、どちらもこれから人気を集めそうな製品です。
電気ケトル2022年最新モデルの安全性や最新機能、電気代など、気になる点を比較しました。
買い換えを検討している人は安全性を重視している人も多いと思います。
ぜひ参にしてください。
タイガーの電気ケトルは蒸気レス&転倒お湯漏れ防止機能が付いてる!
電気ケトルでやけどしたことがある人は多い
電気ケトルって簡単に使えるだけあって、うっかりやけどすることが本当に多い家電No.1なんじゃないかと思います。
やかんをガスコンロにかけるときは気をつかうけど、電気ケトルはつい油断してしまうんですよね。
電気ケトルの事故は軽いものから重大事故まで様々。
【電気ケトル等の転倒によるやけど事故に注意!】電気ケトルや電気ポットを子どもが誤って倒し、こぼれたお湯でやけどを負う事故が発生しています。乳幼児のいる家庭では、万一、転倒してもお湯がこぼれにくい構造になっているお湯漏れ防止機能がある製品を利用しましょう。https://t.co/deblk3RiXR pic.twitter.com/K75y8Y22GB
— 消費者庁 子どもを事故から守る! (@caa_kodomo) February 13, 2020
寝ぼけてて電気ケトルで火傷しちゃいました(_ _。)シュン
— 猫田 (@necota1224) March 17, 2022
利き手じゃなくてまだよかったです。 pic.twitter.com/Kk20Pk4PzP
デロンギの電気ケトルで火傷した
— 田中太郎 (@bORL1GWxGMgwWT7) March 15, 2022
沸騰でスイッチ切れない、謎の取手の金属部分ちょー熱くなる
絶対取手の金属は狙ってるwww
だから二度とデロンギ買わない
今日帰るのに電気ケトルが沸騰してる最中に開けたらお湯飛んできて軽く火傷した😭冷やしてないと痛いけど火傷したことないし見た目はただ赤いだけなんだけど病院とか行くべき?飛行機間に合わないやんけ!
— marie🔥 (@Marieeest) March 12, 2022
電気ケトルの湯気で手首を火傷(やけど)しました。一瞬の不注意で😣💦
— refa2lati2 (@refa2lati2) March 8, 2022
最近では注ぎ口が変形したり、お湯を注いでいるときにフタが落ちたりという経年劣化による事故も増えているそう。
電気ケトルの注ぎ口が少し変になってるぽくて結構な頻度で火傷する…
— хог(ごみ) (@khogolmi) March 7, 2022
最近の家電は壊れやすいといいつつ、「そういえば、何年も使ってるわ・・・」というのも家電も以外とありすよね。
電気ケトルやドライヤー、電子レンジなどパワーの強い電気製品は、大事故を起こす前に買い替えるのも予期せぬ大事故を防ぐためにかなり大事なことです。
古い電気ケトルを使っている人は、早めに安全な製品への買い換えを検討して欲しいと思います。
最新電気ケトル タイガーvsティファール
タイガーvsティファール 安全なのはどっち?
まず、タイガーが電気ケトルで一番推しているポイントが安全性です。
タイガー蒸気レス電気ケトル<7SAFE+>この名称が表す通り7つの安全構造があります。
倒したり落としたりしても全くこぼれないというわけではないですが、ほとんどこぼれません。
温度調節が可能なのは新しい7SAFE+からですが、基本的な安全機能はタイガーの電気ケトルでは2013年ごろから搭載されています。
その時々によって、「わく子」という名が付いてたり付いていなかったりするのがよくわかりませんが・・・ユーザーが使いやすいように改良を重ねているようです。
「傾斜ロック機能」も7safe+からの新しい機能です。
覚えている人もいるかもしれませんが、実はタイガーの電気ケトルは2019年に「こぼれない」と宣伝しているのに実際は「製品を10秒ほど横倒しにすると、最大およそ12ミリリットルが注ぎ口などからこぼれた」として消費者庁から景品表示法違反にあたるとして再発防止などの措置命令を出されています。
というわけで、現在は「お湯漏れを最小限におさえる」という言い方になっています。
でもこれ、10秒倒して12ミリリットルしかこぼれないってかなり安全の証明ですよね。
このyoutubeの動画のコメント欄も、むしろ製品の優秀さを称賛する声にあふれていました。
- 公正取引委員会がどんなふうに倒しても、最大10秒間に12mlしかこぼれなかった優秀な魔法瓶です。
ってCMやって欲しい - 12mlっていうと大体ガムシロップの容器くらいなので、普通の電気ケトル倒して10秒放置したら部屋終わることを思えば余裕。超優秀。
- 10秒も倒したままで最大12mlしかこぼれないなんて凄く高性能なんだな
- 表示は悪かったが、製品としてはかなり優秀
- 10秒待って12mlって、ちゃんとこぼれにくいように作られてるんだなとむしろ感心してしまった
今回発売された7safe+(PTQ-A100)はさらに「傾斜フタロック」機能が追加されているので、より安全度があがっています。
電気ケトルをひっくり返して大やけどの悲劇はクリア。
お湯をわかしている時に大地震が来ても大丈夫そうですが、小さな事故を防ぐ対策もしっかりしています。
空焚き防止や湧いたら自動的に電源オフ機能はもちろん、蒸気を出さないフタは結露も防ぐのでフタを開けたときにフタから垂れたお湯でやけどすることもありません。
フタをするときには自動ロック、そして電気ケトル容器の中から注ぎ口に向かってのお湯の流れを徹底的に追求し、細くなめらかな水流により、コーヒーのドリップもスムーズで、お湯も飛び散りにくくなっています。
一方で、ティファールの最新モデル「デジタルディスプレイコントロール(KO8548JP)」 は、フタはディファールらしいワンタッチでバカーンと開くタイプ。
内側ステンレスの2重構造なので、本体に触っても熱くない仕様にはなっています。
タイガーvsティファール 温度調整機能の違い
ティファールのデジタルディスプレイは5段階60/80/90/95/100℃の温度設定が可能です。
一度沸騰させてから下がるのではなく、直接設定温度になります。
電源オンでケトル本体に現在の水温が表示されるので、お湯を沸かしながらどんどん上がる温度を見るのはちょっと楽しかったりします。
60分間は保温機能で温度をキープ。ステンレスボトルで自然にキープするのではなく、電気を使ってキープします。
100℃に温度設定した場合は、沸とうした後95℃で保温されます。
保温時の温度は最大で±3℃の誤差ということで、しっかり設定温度をキープできます。
タイガー蒸気レス電気ケトル<7SAFE+>の温度設定は6段階。
50/60/70/80/90/100の設定ができます。
保温は電気を使わない保温です。
温度設定のダイヤルが電源スイッチにもなっているので、ワンタッチで設定ができるのは便利。
ただ、タイガーのこのケトルは「温度は目安です」ということで、若干のアバウト感があります。
少ない水量で50℃~90℃の設定温度にした場合、水温が高くなってしまうことがあるそうで沸かすときは500ml以上の水で沸かすよう推奨されています。
実際何度になったのかわからないというのと、保温機能も電源を使わないポットの保温効果なので、厳密に温度キープしたい人には不向きですが、温度の厳密さより電力消費の方が気になる人はタイガーですね。
タイガー蒸気レス電気ケトル7SAFE+、ティファール ディスプレイ コントロール 違いを表で比較!
両方1リットルで、大きさもほとんど変わりません。
見かけのオシャレ度はティファールの方がスタイリッシュな印象はありますが、タイガーのレッドもとても人気でメーカーサイトでは売り切れになっています。
安全性はとタイガーの圧勝、機能性としてはしっかり温度管理したい人はティファールがいいでしょう。
お湯が沸くスピードはパワー1300ワットのタイガーの方が早いです。
一杯分が45秒で湧くので、さっとお茶を入れたりインスタントスープやカップ麺を作るのもストレスがないですよね。
とはいえティファールもほとんど差はないです。
電気ケトルの電気代はどのくらい?
タイガーもティファールも消費電力と沸騰時間を見ても、電気代はほぼ変わりないと思います。
140mlを電気ケトルで沸かす電気代は約0.5円です。
1リットルのお湯を電気ケトルで沸かす場合
・1回あたりの電気代は約2.8円
・沸騰するまでの時間は約5分
1リットルのお湯をガスで沸かす場合
・1回あたりのガス代は約2円
・沸騰するまでの時間は約3分
ガス+やかんの方がコストも安く沸騰までの時間も短いのですが、上記は沸騰してすぐ火を消した場合なので、ガスだと「沸かしすぎ」が起こりがちと言われtいます。
またプロパンガスはガス代が都市ガスの1.5倍ぐらいする場合が多いので、条件によっては電気の方が安い場合があります。
電気ケトルの電気代が気になっていましたが、光熱費的にはたいして変わらないですね。
参考サイト:
電気代が気になる電気ケトル、ガスで沸かすのとどっちが安い?ー@DIME
電気ポットややかんとどれくらい違う?気になる電気ケトルの電気代を比べてみたー@DIME
電気ケトルにかかる電気代はいくら?
電気ケトルの電気代は?電気ポットとの比較、便利な使い方とはーLOOPでんき
タイガーvsティファール電気ケトル 口コミから見る長所と短所
タイガー蒸気レス電気ケトル<7SAFE+> PTQ-A100の口コミ
以前のモデルよりスタイリッシュになり、且つ安全への配慮や頑丈で滑らかな作りは変わらずバッチリです。
温度調整も大変便利でとても満足しています。
7SAFE+の前モデルは温度調整機能がない「蒸気レス電気ケトル6SAFE+ PCK-A080」(2019年6月発売)です。
温度調節機能、傾斜フタロック機能以外の構造は同じなので、こちらの口コミを合わせてチェックします。
▼旧モデル(温度調節機能なし)
口コミから見る欠点はほぼこの4つでした。
・中身が少量だとかなり傾けないとお湯がでずらい
・残量が外から見えない
・フタの前後がわかりにくい
・ちょっと重い
フタはとりはず形なので一旦どこかに置かないといけなかったり、フタをつけるときに前後がわかりにくかったりちょっと不便な面はあるものの、洗いやすいのはもちろん逆にレトルト食品やゆで卵をそのまま作ってしまうという人も。
実はゆで卵や、そうめん1束、レトルトの温めはこいつでやっちゃう。
ハイエンドモデルなので、ティファールの安いモデルを買って数年たっての買い換えの人も多い印象です。
「とにかく湧く時間が早く、安全に使えるので良かった」という意見がほとんどでした。
前はティファールを愛用してましたが、2台続けてスイッチボタンが効かなくなり1年もたたずに廃棄処分に。わく子にしてからはそのようなトラブルは一度も無く大変気に入って使っています。
注ぎ口の漏れがない
沸騰が速い!注ぎがジャバジャバせずとてもまとまりがあるなめらかで飛び散る恐れはほぼ無いかな?使っていてストレスが無い高性能な商品だと関心している。
「電気ケトルなんてどれも変わらないだろ」と思っていたがやはり値段相応に中々違いますね。メーカーによっても全くタイプが違うのかも。
蒸気レスなのが気に入っていて、使い勝手も大変良い
蒸気レスなので置き場所を選ばなくて重宝しています
この製品は他製品60秒の量が、45秒で沸くというので購入。湯沸かしについては速さは正義だな。
蒸気も出ず、倒してもこぼれないため子供が触っても安全で安心して利用できます。
ミルクの調乳に使用していますが、140mlくらいならミルクの粉を哺乳瓶に入れてる間に湧くので、赤ちゃんが泣いてる時も素早くミルクがつくれて大変ありがたいです
新型の方が蒸気も出ず密閉度が高く保温性も高い。
保温力高いので、一度沸かせば再沸騰も容易。
1年1ヶ月使用しましたが、商品の耐久性・性能・機能・価格などについては満足しています。
高級感はないが、シンプルでマットブラックなので逆に安っぽくもない。機能とのバランスでこのレベルあればデザインはよいと思います。お湯が湧くのが早い。蒸気レスなので中棚に置ける。口も広く中を洗いやすい。手放せなくなりました。もっと早く買えば良かった!
タイガーの電気ケトル「わく子」は結構前のモデルもいまだによく流通しています。
2013年以降のモデルは機能差はそんなにないのですが、改良されているポイントもあるので、安全性を考慮すれば新しいモデルの方ががいいのではないかな、と思います。
値段もそんなに変わらないですし。
見た目が良く似ていて間違えやすいので発売年と品番は以下の通りです。
PCK-A080(黒・白)2019年発売 PCK-H060は0.6ℓ
PCJ-A081(黒・赤)2017年発売 PCJ-A101は1.0ℓ
PCH-G080(黒・白)2013年発売
ティファール ディスプレイコントロールKO8548JP の口コミ
ティファールのこのモデルはやはり見た目のスタイリッシュさを魅力的に感じている人が多いです。
使うのが老人や子供でなければ、見えるところに置いてお湯の温度があがるのを見るのも楽しそうです(笑)
他の商品と違って本体で温度コントロールができる!見た目もオシャレでよかったです!
5段階の温度に加熱・沸騰・保温を2つの操作ボタンで簡単に設定できるので使いやすい。
また我が家ではコーヒーやお茶など個々で飲むものが違うので各々自分の好みの飲み物に最適な温度設定をして使ってます。保温機能や触っても熱くない構造も助かります。
今までケトルは見えずらい所に置いてましたがこの商品はあえて見える所に置いてます笑
飲み物の種類による適温は?
温度調整機能がつくとやっぱり金額がだいぶあがってしまうわけですが、あったかい飲み物の種類別適温は下記のとおりです。
50~60 ℃ 玉露
70~80℃ 煎茶
香り・渋み・うまみのバランスを楽しむ煎茶は70~80℃が適温。
渋み成分のカテキンは、80℃以上の高温で溶け出しやすいです。
低い温度では甘味が、80℃では渋みが引き立ちます。
90℃ コーヒー(インスタントも)
100℃ 紅茶、ほうじ茶、玄米茶、中国茶
香りを重視するお茶は沸騰してすぐの100℃のお湯を使用しましょう。
低温の場合は茶葉が浮いてしまい、成分がうまく抽出されないようです。
とくにほうじ茶はぬるめだとおいしくない気がします。
ちなみにインスタント食品はカップ麺は100℃じゃないと厳しいですが
スープなどは90℃ぐらいにすると「熱すぎて飲めない」を防止できます。
お湯沸かす→作る→熱くて飲めない!
じゃなくなる快適さを求めるかどうかがポイントかと思います。
まとめ
温度調節できる電気ケトルはまだ少ないので耐久性は少し気になるところです。
猫舌勢や赤ちゃんがいる人には本当にうれしい製品です。
わたしは安い電気ケトルで完全に失敗したことがあったので、やっぱり温度や圧力が高いものを買うときはちゃんとしたものを買った方が絶対にいい、と思っています。
隔離中とか、簡単にお湯沸かせるってかなり助かります・・・