家電メーカーの「アクア」って?
アクアは最近の手頃な白物家電としてよく見かけるようになりました。
日本の有名メーカーより価格帯が低いので「壊れやすい」「最悪」などのネガティブな単語が検索ワードに出てきて不信感を持つ人も多いかもしれません。
でも私は洗濯機を買い換えるならアクアが第一候補でした!
なぜならアクアはもともとコインランドリーの業務用洗濯機を開発したメーカーだからです。

日本のコインランドリー向け洗濯機の約70%以上がAQUAの洗濯機!
「アクア」もともと業務用洗濯機を取り扱うメーカーで、日本の三洋電機から白物家電事業を引き継ぎ、家庭用の家電産業に参入しています。
1971年に国産で初めて業務用洗濯機機を開発・販売した当初の三洋電機時代から現在まで日本のコインランドリー文化を支えています。
アクアの洗濯機はアクアがコインランドリー事業で培った技術が生かされた製品ということで使ってみたかったのです。
アクアの洗濯機の評判は「壊れやすい」「買ってはいけない」「最悪」
アクアの洗濯機を検索すると出てくるワードは「壊れやすい」「最悪」「買ってはいけない」というネガティブな評価が目につきます。
1年使ってみて率直なところ「壊れてない」「おおむね満足」「買ってよかった」という評価です。
私が購入したモデルはこちら。
縦型でシンプルなPretteシリーズ。

アクアの洗濯機は壊れやすいか
まだ使って1年ですが、1度も故障や不具合、水漏れなどもなくよく働いています。
「安いから壊れやすいのではないか?」という人が検索してる人が多いようです。
実際口コミを見ても「すぐに壊れた」というのは特に見当たりませんでした。
もともと業務用洗濯機を作っていた会社ですから、そのあたりは信頼できそう…と思っています。
三洋の洗濯機を20年以上使っていた、という人も多いみたいです(笑)。
アクアの洗濯機、長所と短所
私が購入したのは縦型のVシリーズ。
2021年のAQW-V9Mというモデルですが、2022年に今は新しいモデルAQW-V9N(V8N)が発売されていて、短所と思っていた点がしっかり改善されていました。
アクア洗濯機の短所① 操作パネルがわかりにくかった

実はこのV9MとV9Nで私が一番気になっていた部分が改善されていました!
若干損した気分もありますが・・まあしょうがない。
私がこのアクアの洗濯機で感じていたのが、「脱水だけしたい」「すすぎと脱水だけしたい」などのマニュアル設定がわかりずらいということ。

新モデルのAQW-V9Nでは見た目でパッとわかりやすく、とても便利だと思います。
脱水~風乾燥をして、もう少し風乾燥を・・・と思ったのに、間違えて「洗い」からスタートしてしまって、今までの乾燥はまさに水の泡…という悔しさはなかなかでしたから…。
アクアの洗濯機の短所② 脱水がかなり静音だが脱水力がイマイチかも
以前使っていた洗濯機は日立のもので、なんと12年ぐらい使っていたのですが、脱水が終わると洗濯層の横側に洗濯物がギッチリ張り付いて、タオルなどの長いものががっつり絡みついている感じでした。
音と振動もすさまじく、バスタオルなど水を含んで重くなるものが位置的にかたよっていると洗濯機が動きだしそうなほどゴロンゴロンいっていましたが、アクアの洗濯機はもうほぼ無音と言えるんじゃないかと思うほど静か。
しかし脱水が終わって洗濯物を取り出そうと思ったとき、なんか明らかに湿り気が…。
マイルドなだけあって、タオルと衣類がひっからまって団子になって出てくるということはまったくなく、1枚1枚取り出せるほど。(最後にほぐしてくれる機能が働いている)
今はもう慣れましたが最初はけっこうビックリしました。
今はアクアに限らず脱水の回転数はマイルドになってる傾向があるようで、回転数をメーカーに聞いてみました。
アクア洗濯機 脱水の回転数
AQW-V9M AQW-V8M(2021年製)
AQW-V9N AQW-V8N(2022年製)
の脱水機の回転数はどちらも
標準:700rpm やわらか:400rpm
とのこと。
しかしこの脱水弱い問題も2022年モデルのV9N、V8Nでは、あらかじめ設定すると脱水時間を自動で4分延長できる仕様になりました。
電源を切っても記憶されているので、一度設定してしまえばわずらわしさもなく使えると思います。
ギッチギチに脱水すれば良いというのも古い考え方なのかもしれません。
アクアの洗濯機は脱水の回転数だけで乾きやすくするのではなく、「風乾燥」という機能があります。
洗濯・脱水槽の高速回転で大量の風をとり込み、ヒーターを使わず洗濯物の水分を飛ばします。
正直、洗濯機の乾燥機能は電気代が気になって使えない小心者なので、この「風乾燥」は安心して使えます。
ただ、洗濯の容量が少な目じゃないと使えません。
・ほぼ乾燥できる容量 化繊混紡3kg以下
・干し時間を短縮できる容量 4kg以下
・デリケートな衣類や防水性のもの、毛布などは風乾燥は不可。
・フリースなどの厚手の衣類は2kg以下に。
洗濯槽の高速回転で大量の風をとり込むので、運転中に飛び出し破れる原因になるとのこと。(フタはロックされてるので開かないと思いますけど笑)
満杯にぶち込んだ時には使えないですが、天気の悪い季節には便利ですし、洗濯槽乾燥にもなります。
ただ洗濯時間が長くなるので、そのまま忘れたり・・・というデメリットもあります。
脱水パワーが強いものがいい人はAQW-TW10Nがオススメです!
AQW-TW10N 脱水機回転数
洗濯:800rpm
洗乾:950rpm
しっかり:850rpm

アクアの洗濯機 Pretteの良いところ① 運転音が静か!
洗濯機を買い換えて一番驚いたのは運転音の静音性。
以前の洗濯機は特に脱水時はガランゴロンと大変な音と振動がありましたが、アクアのParette に変えてからは夜中でも気にせずに洗濯できます。
洗濯機のある脱衣所の扉を閉めていると動いていのも気づかないレベル。
逆に洗浄時は低水位時に洗濯槽を高速回転させて高濃度の洗剤液で泡を生成するスピンバブル洗浄で、普段着もしっかり洗ってくれてるな、という感じがします。
どちらかというと動作音は洗浄時の方が大きいかもしれません。
アクアの洗濯機 Pretteの良いところ② 大容量でも手頃な価格帯
私が購入したV9Mは9kgで、これまで使っていた6kgの洗濯機の1.5倍!
それでも見た目の大きさは変わらない感じです。
毛布もシーツも布団カバーもこまめに洗えるのは快感の一言。


アクアの洗濯機 Pretteの良いところ③ 中身が見えるガラストップ
やっぱり動作が見える大きなガラストップは「あ、ちゃんと洗濯されてるな」という安心感があります。
水位が無段階なのもムダが無さそうでいい気がします。(きちんと比較したわけではないのでイメージですが…)
アクア Pretteの使用感まとめ
アクアのpretteを1年使ってみて、総合評価は・・・
星4つ!
お値段以上ではあるけども、脱水力にやや不満があるので
もしタダで他の洗濯機に変えてくれる仕組みがあれば(そんなものはあるわけないが)
しっかり脱水機能があるAQW-TW10Nにするかな?
このモデルは「温め洗浄コース」もあって、ヒーターが付いているので乾燥・除菌機能もあり10kgでこの値段はけっこうお得な気がします!

値段重視派にはシンプルモデルも私は気に入ってますよ!
